農学男子の亜熱帯生活

沖縄で微生物やってます

『バッタを倒しにアフリカへ』を読んで

さあ、

皆様はもう読みましたでしょうか?

 

『バッタを倒しにアフリカへ』

 

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ジャケ写はこんな感じですでに最高

 

 なんと、

<新書大賞2018>大賞受賞でっせ!

やばいっしょ

 

お気づきかもしれませんが

作者の名前は

『前野ウルド浩太郎』です。

 

一瞬ハーフかなと思ったのですが、

どうやらこの【ウルド】は現地のミドルネームらしく、

相当な貢献をしてこの名を授かったそうな。。。

そこらへんももう最高

 

ストーリーとしては、

アフリカ北西部にあります

モーリタニア共和国>での

サバクトビバッタの防除をテーマとしたお話です。

 

日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、

バッタはかなりやっかいな害虫なのです!

 

何といっても、めちゃくちゃ厄介なのは

その食べっぷりと飛翔力!!!

むしゃむしゃ食べて、

その後すぐに数十キロを飛びまくり、

またむしゃむしゃ作物を荒らす。

意外と、バッタってそんなやつなんです。

 

先のブログにも書きましたが、

私もかわいい大豆がカメムシにやられちまったので、

本を読む手についつい力が入ります!

 

また、知る人ぞ知る

【群生相】【孤独相】のワードも出てきて、

ここで興奮はマックス!

 

簡単に説明しますと、バッタは

群れでいる時と、

ほぼ一匹単独でいる時で、

翅の大きさや体色が変わるのです。

まさにこれぞ進化。

自然選択が遺伝浮動かわかりませんが、

とりあえず興奮マックス。

 

そしてちょくちょくカラー写真も出てくるので、

とてもイメージが湧きやすいと思います。

 

とまあこんな感じで説明してますが、

この方の行動力や意志の強さには本気で感服いたします。

単身でアフリカに乗り込むなんて

相当な気概を持った方じゃないと出来ないと思いますし、

何より現地で高性能な実験設備もない中で結果を出すこのハングリー精神、

僕も見習いたいと思いました。

 

とりあえず、

前野さんマジかっけーっす!

 

いつの日か、

モーリタニアのバッタ被害が収まりますように。。。

心より願っております

 

最後に一つだけ文句言わせて!

前野さんが出演した世界一受けたい授業

沖縄ではまだ放送されていないんですけど!怒

県外ではゴールデンウィークだったのに!

RBCさん頑張ってくれ!!!笑

 

 

 

沖縄在来種の大豆

今回は、

沖縄在来種の大豆である

高アンダーという品種をご紹介します。

 

 

沖縄といえば島豆腐が有名ですよね

かなり昔は沖縄で大豆を作っているところも

あったそうですが、

現在沖縄で出回っている豆腐の原料は

ほとんどがアメリカ産です。(少しだけカナダ産も)

 

まあ、それが悪いことではないのですが、

在来種がいなくなるというのは寂しいですよね。

しかも、沖縄で商業的に在来大豆を栽培しているところは

ありません。

 

と、いうことで

僕がその先駆けになってやろうと、

在来種の栽培を始めました(笑)

 

たまたま仕事関係で在来大豆を手に入れる機会があり、

手始めにプランターでやってみました

 

 

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種はこんな感じ

 

 

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発芽率はかなり高く、

今回は100%でした(8/8)

 

大豆栽培において無視してはならないのが、

カメムシの存在です

 

少し成長してくると、

どこからともなく湧いたように発生します。

 

今回はできるだけ無農薬で栽培してみたかったので、

唐辛子を混ぜ合わせた

オリジナル虫よけスプレーを作製しました!

 

しかし。。。。。

効果は全く出ず!!!笑

 

結局一匹一匹割りばしでつかみ、

足で踏み殺すという非効率的な方法で立ち向かいました。

 

後から調べたところによると、

農薬以外の方法では

虫よけネットで物理的に防除する方法が

一番効果があるみたいですね。。。

 

播種から4ヶ月後、

収穫した大豆の姿がこちら、、、

 

 

 

 

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カメムシやらカビやらでこんな姿になってしまいました。

バイオハザードに出てきそうな大豆

 

今回のダイズ栽培は、

カメムシ対策を怠った僕の怠慢により、

失敗となりました。

 

また、初めての栽培だったので

収穫のタイミングがわからず、

雨風の中に数ヶ月野ざらしにしてしまい、

台風にもやられちまい、

中身が腐ってしまいました(涙)

 

私自身、

大学で植物病理学を専攻していましたが、

結局現場に出てみるとわからないことって

たくさんあるんですね。。。

これが机上の空論ということか

 

今回の失敗を無駄にはせず、

来年またチャレンジするで!!!

 

最後は失敗に終わった

大豆のプランターでお昼寝をする我が家の愛猫でお別れ

ほなまた!

 

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ガジュマル最強説

前回から色々とつる性植物の話をしておりますが、

結局最強なのは『ガジュマル』ですわ。

 

沖縄では知らない人はいないくらいの樹木ですが、

けっこう本土の方も知っている人もいるでしょう。

 

そんなわけで先日、

最強説を立証するため、

めちゃ有名なガジュマルが生えている

大石林山に行って参りました!

 

場所は沖縄最北端の国頭村

めちゃくちゃ遠かった~

 

途中おなかが空いたので、

大盛りで有名

波止場食堂

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この味くーた感伝わりますかね(笑)

このボリュームで650円だったかな?

沖縄そばは塩辛くて食べられなかった(涙)

 

そんなこんなで大石林山へ到着

 

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早速どでかいガジュマルがお出迎え

一本一本の細いひげ根が絡まりあい

何年もかけて太い幹になるのです(推測)

 

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おいおい神々しいなぁ。。。

このガジュマルはゲゲゲのロケ地にもなったとか

樹木1本の表面積が日本一らしいっす

 

他にも、琉球石灰岩が隆起した

でかいごつごつした岩がありますよ。

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見えるようで見えないラクダ岩~♪

 

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見えるようで見えない悟空岩~♪

 

 

とまあこんな感じで、

子供が喜びそうな展示物もありますよ。

そういや、なんかゴリラ系の岩が多めだったような(笑)

 

近くには沖縄本島最北端の岬

その名も辺戸岬がありますので、

ついでに行ったほうがいいですね。

 

どちらかというと、

子供よりも大人が楽しめるような感じかもしれません

 

僕は農学部出身だからなのか、

めちゃくちゃ楽しかったです!

 

かなりニッチな観光地だとは思いますが、

皆様もぜひ最強のつる性植物である

ガジュマルをご覧あれ(^▽^)/

 

ほんじゃまた。

 

 

 

 

 

 

 

 

つる性植物最強は?Part2

前回に引き続き、

つる性植物の生育速度について語ります。

需要など関係ありません。

書き連ねます。

 

結局、生育速度が一番早かったのは

ナーベーラー(ヘチマ)でしたが、

その後、

ゴーヤーの大逆襲にあいました。

あれは大暴走でした。

 

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こうなった経緯は、、

昨年食べきれずに

そのまま庭に落していたゴーヤが次々と開花し、

一瞬にしてナーベーラーとキュウリを駆逐しました。

その勢いったらもう飛ぶ鳥を落とす勢いの二乗。。

 

普通ならそこで喜ぶべきですが、

いかんせん栽培面積が小さいので→ベランダレベル

実があまり大きくならんのです。

 

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なのでこんな感じで

実が小さいまま熟れちゃうのです。

 

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もうこれなんて実がぱっくり

種が丸見えです。

意外と種は赤いのね(爆)

 

面積が足りないなら

肥料を大量にぶち込もう!

と思い立ち実行したのですが、

効果は今ひとつ。。少しは効果あったかな?

 

とりあえず、

来年はゴーヤの野生株を

逐一処理しようと思っております。

こいつら栄養要求性ハンパないって(涙)

 

それでは次回、

沖縄代表の最強の絞め殺し植物をご紹介します。

んじゃまた!

 

つる性植物最強は?

そもそもつる性植物とは。。。

自らの剛性で体を支えるのではなく、他の樹木を支えにすることで高いところへを伸ばす植物のことである。(wikipediaより)

とりあえずつる性植物は生育がものすごく早いです。

 

そこで今回!

つる性植物の代表格を同時に栽培し、

どれが一番早く生育し、

なおかつ結実するのかを競ってみました。

 

準備したのは、

ゴーヤ、ナーベーラー、キュウリ

上記の3種です。メジャーなやつです。

 

それではよーい、スターーーーット!!!

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さすがつる性植物!どれも生育が早いぜよ!

 

一番最初に結実したのは、、、

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まさかのナーベーラー(ヘチマ)でした。笑

ウリハムシに葉っぱ食われてもへっちゃら!

だけど沖縄の人以外は食べないですかね。。

 

1ヶ月ほど遅れを取り、

キュウリとゴーヤも結実しました。

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こいつらは害虫もあまりいないし、

受粉もさせなくてもよかったので簡単でした(^^)

 

生育速度対決の結果

優勝は意外にもナーベーラーでした。

 

※しかしこの対決、まだまだ続きがあるんです

 

次回、ゴーヤの恐ろしさ思い知ることになるでしょう。。

それではまた

初投稿!!

初めまして!

初投稿でございます!

 

農学部出身ということで、

農業・微生物(発酵)のテーマを

ちょこちょこ書いていきたいと思います。

 

また、沖縄の独特な食文化や自然

愛猫と共に伝えられればいいなと思っております。

それでは、よろしくお願いします!

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